「…ということですので、今後は…」
報告書に視線をやりながらも、音と気配で主が玉座から離れたのを知る。
特に止めろとも言われないのでそのまま読み上げていると、主は自分の前で立ち止まった。
「ガルバトロン様?」
さすがに不審に思い、視線を上げる。
目が合った主の顔は笑っている。
す、と伸ばされた左手。それは顔の右側、不完全な復活の影響で露出したままの内部機構の部分に触れた。
その手は普段、他の部下達やサイバトロン達に対する態度からは信じられないような優しさでそこを撫でる。
困惑していると、手を止めないまま主が続きを促す。
「は…」
報告の続きを読み上げる。
主の手はしばらく顔を撫でていたが、やがて後頭部へ回る。
同時に書類を持っていた手を引かれ、主の方へと引き寄せられた。
驚いてあげた視線に、近づいてくるガルバトロンの顔が写った。
いままで手で触れていた部分に今度は唇で触れる。
どうしたものかと固まっていると、
「続けろ」
と、聴覚機構の間近で囁かれる。
言われるままに、書かれた内容を読み上げていく。
ガルバトロンはその間中、ずっと右頬に触れていた。
報告の合間、時折窺う主の顔が、ひどく楽しそうだと感じたのは思いすごしだったのだろうか。
ガル様とナイスクです。ハイ。
ガル様はナイスクの傷フェチだといいよ。
スタスクを失ったことの象徴でもあり、今はナイスクとして自分の傍にいることの証みたいな感じで。
それにしてもなんでこの人たちナチュラルにラブラブなんでしょうか。
他にインフェルノのアレとかメガザラックのそれとかスパリンはガル様関係が凄すぎですよと。アレホントに夕飯時にやってよかったんかと小一時間ry
擬人化的にはガル様は上半身裸に直接ファー付きフライトジャケットみたいなの。ズボンは多分ダボっとしたやつ。
実写とかぶってるじゃねーかというツッコミはまあ同じ飛行系だからということで。
すんませんその言い訳今思いつきました。
ナイスクはマイ伝とギャラフォの中間点。なんで後ろ髪ちょっと長め。顔の右側は前髪長いのを下ろしてる。
あと小さめで細い。スタスクシリーズ(?)だと2番目の小ささ(一番はBWII)
スパリンはマイ伝の続きだと思っているけど司令官の変貌っぷりだけが許せないのは私だけなのか…